「袋栽培」「ビン栽培」各々に適した品種がある。広葉樹のオガクズを原料とするが、菌糸伸長阻害物質を除去するため、加水堆積を施してから使用する場合もある。「シイタケ廃ホダ木のオガコ」、「コーンコブミール」、「ビールのしぼり粕」など食品副産物も利用する。栄養源は、コーンブラン(トウモロコシの胚芽を取り除いた後に残った部分)、「フスマ」、「乾燥オカラ」、「ジュースしぼり滓」、「ハトムギ」などが配合される。 栽培は滅菌及び空調管理されたクリーンルームで行われる。
含水率を64%前後に調整、栽培容器に通気性を考慮しつつ堅く充填し滅菌。
冷却後に清浄度が保たれた環境で種菌を接種。
培養室は24℃前後、湿度65%前後で暗黒。この際、呼吸による培地温度や二酸化炭素濃度の変化に注意し管理する。
35~40日し菌糸体の蔓延後、点灯により原基形成を促す。
原基に凹凸が形成され子実体発生が近い物から、17℃前後、湿度90%程度の発生室に移動して子実体を生育させる。
育成環境に関する多くの項目は、使用原料、生育者、菌株により異なり特許や実用新案が成立している。
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一般に市場に多く出回っている菌床栽培品は天然採集品と比べると歯切れや風味に乏しいが、原木栽培品の食味は天然採集品に匹敵する。菌床栽培でも菌糸の蔓延した菌床を森林土壌に埋設して栽培するとかなりの品質の向上が認められるが、天然採集品と同時期のみの子実体発生となり温度管理等による周年の計画的出荷が不可能になるため生産方法としては一般的ではない。しかし、こうした高品質栽培品を観光客に採集させる季節的イベント開催によって高収益を目指すキノコ栽培業者もある。